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たまに日記、たまに月記。

2024

0518
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2008

0215
足底筋膜炎が最高痛いこんばんは須ノです元気です。


小堤は渋沢にバレンタインチョコ貰ってたらいい。
南は千石にバレンタインチョコ貰って(以下略)。
絳攸は楸瑛にバレンタインチョコ(以下略)。
アレはロク兄にバレンタイン(以下略)。


うちの左っ側はみんな右っ側を猫可愛がりしているので、
当たり前のようにスタンバってくれてますよ例え右っ側の子が
バレンタインの何たるかを知らなくてもな!

しかもホワイトディとかも当たり前のように忘れますからね、ええ。
アレはそのへん律儀そう&ものを貰うことにものすごく
恐縮しそうなので、ちゃんとテイクがあるかもしれません。

他のこたちは、ほら、ギブされてもギブされたことをひと月頭の中で
あっためてられない子たちだから。サッカばかとテニスばかだから。
そこに愛はあるのかというと、きっちりがっつりばっちりあるんです。
あ、迷子のあの子に到っては突っ返しますからねもちろんです。

1日遅れで日本式バレンタインに興じる大好きなあのこたちを妄想。


そして今日もおおづつ(おっきな小堤)。


遠慮も容赦も多分に含ませて繰り出した拳は、
しかしその場にうずくまる相手に慌ててさまようことになった。

「し、渋沢?」

大丈夫と笑う目は、しかし涙目で、いまだ腹を抱える手は離れない。
これまでももはや渋沢の癖と言える子ども扱いに小堤が憤ったときや、
お人好しが過ぎたとき、更にごく珍しいことではあるが多少調子に
乗ったときなどに戯れの暴力があることはあった、
しかしお互いそれはあくまでもじゃれあいの延長だったはずだ。

「ごめん・・・・・・・」

焦った口調が沈んで、渋沢が目を上げると遥か高くに思い詰めた目があった。

「ごめん」
「小堤」

「ごめん」

声だけが低く落とされて、2人の距離は縮まらない。
渋沢が体勢を変えずに腕を伸ばし、引き寄せるように手を引く。
小堤はただ素直に従ってしゃがみ込む。
のぞき込んだ目に滲む戸惑いと悔恨が、こんなはずじゃなかったと訴えていた。

「痛くないよ、驚いただけだ」

だから大丈夫と髪を撫でても、額に口づけても、顔が上がらない。

「ごめん」
「小堤」

「何だかこの身体は自分のじゃないみたいで」

埒が開かないと声を荒くするつもりだった渋沢は、頼りない告白に口を閉じた。

「大きくて強くて指の先も足の先も頭の天辺も遠くて」

ようやく持ち上げられた目線も渋沢を捉えない。
ただ渋沢の指の先と足の先と頭の天辺だけを真っ直ぐに見ていた。

「ごめん」

謝罪も潰えた小堤の怯える大きさや強さが、
今は疑いようもなく彼の所持するものであることは滑稽だった。

しかし渋沢はそれ以上に堪らなかった。
小堤に理不尽に与えられたそれらの力は、
彼に出会った頃の渋沢が手にしていたもの。

目の前の苦悩を余所に既に痛みを忘れ始めた身体とは違い、
小堤の頭は覚えている。圧しかかる大きくて強くて重たいもの、
漠然とした姿の見えぬもの、
けれど確実に小堤の前に立ちはだかり、苛むもの。

かつて己の与えた圧迫を思うと、苦みだけがそこにはあった。

それでも、震える手を凍える指を離さずそばにいてくれた


今日の就活
○質問会参加
○エントリーシート郵送
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須ノ
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