わたしは君が大好きで、君らに憧れすら抱く

泣いた
漫画読んで泣いたのいつぶりで何ぶりだろう
おおふり新巻のネタバ・・・いやさほどでも。

補欠に甘んじてきた己を恥じる彼は、打てないと判断する頭を必死で振って自らに言い聞かせる彼は、何もできないままチームの負けしょって顔をあげられない彼は、本当に惨めで悔しくて辛くて恥ずかしくてやってらんなかったろうと思うけど、そんでわたしはそれを見て久々に漫画読んで泣いたわけだけど、でも別に泣いたのは好きなキャラクターが惨めで悔しくて辛くて恥ずかしかったからじゃなくって、尊いなあと。
がんばってがんばってそれでだめだったときの惨めったらしさって本人は本当にたまらないけど、その涙は本当に尊ぶべきものだなあと。

最後の打席の彼の心中は、すべて絶叫に見える。
打ちたかったろうなあって思うだけで泣けてくる。



ああ、彼はきっとものすごく打ちたかったろうなあ・・・。



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初出場で
ツーアウトで
まあ概ねもうダメで


だから誰も君を
責めることはしない
責めてはならない
責めることはできない


だからこそ

悔しかったろう
意味がわからないくらい

辛かったろう
野球なんてやらなきゃよかったと思うくらい

凄まじい無力感だったろう
立ち上がる力を失うくらい


支える腕を振り払って

叫びたかったろう


" オレのせいで負けたんだ "

" オレのせいじゃない、オレは悪くない "

" ごめん、ごめん、ごめん 本当、ごめん "


飲み込んだのは涙と絶叫、否定と拒絶

手に入れたのは執着と理由、糧、目標


君はどちらに心を焦がして、

君は何に希望を見いだす


行く先に旗はないけれど、
君の行く手にそれはある


進む力と、並ぶ肩
土と革と白球の場所



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だからどうか
がんばって